2026-05-29
耳の横・耳の前のイボ(スキンタッグ)の除去手術について
耳の横や前にできる突起物「スキンタッグ」の除去手術について解説します。大人は局所麻酔で簡単に除去可能ですが、子供の場合は時期の検討が必要です。

耳の横のイボ、耳の前のイボ、スキンタッグ(Skin Tag)手術
これがどのようなものか、百聞は一見にしかずということで、まずは写真をご覧ください。

矢印で示している部分です。通常、耳の前に小さな棒状、あるいは「ネズミの乳」のような大きさで突起しているものを指します。
英語では「スキンタッグ(skin tag)」と呼ばれます。
大人の場合は、通常、局所麻酔で簡単に切り取ればきれいに仕上がります。
しかし、乳幼児の場合は少し話が異なります。
じっとしていられないことが多いため、小学校に上がるまで待ってから行うのがベストですが、最近では周囲からからかわれることを心配して、早めに処置を希望される傾向があります。
ただ、あまりに幼い子供の場合は、鎮静(睡眠麻酔)や全身麻酔が必要になるため、注射の痛みに耐えられるようになる小学校1年生以上になってから検討するのが現実的でしょう。
通常、美容目的で手術が行われますが、その際、内部にある軟骨の一部も一緒に切除する必要があります。多くの場合、中に軟骨が含まれているからです。

後ろ側にもわずかに含まれている場合があります。

除去から1週間後、抜糸した直後の様子です。軟骨を適切に除去し、余分な皮膚をすっきりと整えました。

術後3ヶ月が経過すると、傷跡はだんだんと目立たなくなってきます。
画像加工をしたかのように、ほとんど見えません。実は耳の周りは傷跡が残りにくい部位であるため、鼻の手術で耳の軟骨を採取した際も、その傷跡はあまり目立ちません。

手術前と術後3ヶ月の比較です。

除去した軟骨と皮膚です。
形を美しく整えるためには、単に切り取るだけではなく、余った皮膚をきれいに裁断し、デザインを調整しなければなりません。
良い生地があるからといって必ずしも美しい服ができるわけではないように、この手術も執刀医の熟練度が重要になります。