2026-05-29
二重切開修正「二線留め」の手術症例を解説
二重のラインがそれほど高くなくても、ハム目に見える場合があります。二線留め(ドゥジュルタギ)による修正手術の経過と、組織の再建について詳しく解説します。

お久しぶりの投稿です。
二線留め(ドゥジュルタギ)の手術症例を見ていきましょう
というテーマでお届けします。
二重のラインがそれほど高くなくても、いわゆる「ハム目」のように見えてしまうケースがあります。

こちらの患者様の場合、ライン自体は高くありませんが、目を閉じた時にもハム目のような違和感があり、不自然な印象を解消したいと来院されました。

目を閉じた時の写真を見ると、中央部分が深く窪んでいるのが分かります。
これは中間の組織が欠損している状態で、眼輪筋が失われていると見なすことができます。

模式図を見ると、中間の皮膚層だけを残して、残りの組織が切り取られてしまっています。
これは「固定が強い」と表現される状態ですが、糸を強く結んだから固定が強いわけではありません。
表面を平らに見せるための組織(眼輪筋(青い矢印)など)が丸ごと消失し、皮膚だけが覆いかぶさっている状態なのです。
切り取られた組織を再生させることは不可能ですが、周囲の組織を最大限にかき集めて、平らになるよう修正を試みます。


手術後1週間目の様子です。
切開線の上にある白いラインが元の二重ラインで、その下に新しい切開線が見えます。
術後1週間はラインが不揃いに見えることがありますが、時間が経つにつれて改善されます。3ヶ月程度までは傷跡が盛り上がることもありますが、その後再び落ち着いていきます。


手術後2週間目です。
切開線の上に肉が乗っているように見える部分は、時間が経てばさらに馴染んできます。
ただし、ラインを大幅に下げる場合や、元の傷跡がひどい場合ほど、切開線の上に皮膚が残って見えやすくなります。これも時間が経過するほど、より良くなっていきます。
元の傷跡は、かすかな白い線(青い矢印)として残っています。
一般的に「段差」と呼ばれることがありますが、これは厳密には段差ではなく、元の傷跡と残った皮膚が、下の二重を覆うために存在しているものです。
時間が経つにつれてこれも目立たなくなりますが、完全に消えるわけではありません。
過去のブログも参考にしてください。
https://blog.naver.com/medicdoctor/222731602755
今後も様々な症例を紹介していきます。ありがとうございました。