2026-05-29
二重修正「二線法」の傷跡と低い二重の傷跡、切開二重の傷跡に関する誤解(feat. 二線法の固定は深いのか?)
二重修正の「二線法」や切開法における傷跡と固定の深さに関する誤解を専門医が解説。術後の段差や皮膚の重なりが「深い固定」ではない理由と、経過による変化について詳しく説明します。

二重修正「二線法」の傷跡と低い二重の傷跡、切開二重の傷跡に関する誤解(feat. 二線法の固定は深いのか?)
大げさなタイトルですが、先日患者様の経過観察とカウンセリングを行っていた際、これについての投稿が必要だと感じ準備しました。患者様にも「これについて一度作ってみます」と約束したので、守らなければなりませんね。^^
一般的に、いわゆる「二線法(トゥジュルタギ)」という手術を行う際、ラインを大幅に下げる場合があります。
まず申し上げておきますが、江南ソヨン整形外科では固定を深く行いません。
二線法に関する詳細は、以前の投稿を参考にしてください。
https://blog.naver.com/medicdoctor/221353621318
ラインを下げる際、患者様の要望によっては二重をほとんど見えないように希望される場合があります。
特に男性に多く、女性でも稀にいらっしゃいます。
例えば、二線法で二重を奥二重のように低くすることを希望した場合を例に挙げてみます。

手術1週間後の様子です。切開線の上側が少し膨らんで見えます。
このように段差があるように見えると、患者様が最も誤解されるのが「固定が深い」と思ってしまう点です。
これは固定が深いのではありません。
えっ?では何なのでしょうか?
これには2つの理由があります。
1. 一つ目は術式によるものです。二線法を行うと、三重まぶた(予定外線)が発生しやすくなります。そのため、術者の経験が浅かったり失敗したりするとよく起こる三重まぶたを予防するために、安全装置を施しているのです。

このような術式を行うことで、三重まぶたを防ぐことができます。ご存知の方もいるかもしれませんが、私は手術後に目の上にテープをほとんど貼りません。極めて稀に貼る場合は、皮膚が非常に薄いか特殊なケースのみです。
2. 二つ目は、二重を低く設定していても、皮膚が不足していると二重が見えてしまうためです。二重を見えないようにするために、上の皮膚が覆いかぶさるように残してあるからです。
どういうことかと言いますと、

矢印に該当する皮膚を、二重切開線の上に残しているからです。上のイラストは、私が2018年に世界で初めてアメリカ美容外科学会誌(ASJ)に発表した「一重風の目つき矯正」から抜粋しました。
https://blog.naver.com/medicdoctor/221345077605
次の動画を見てみましょう。

目を閉じた時に見えるこの場面で、折れて見える部分は傷跡ではなく、切開線の上に皮膚を残すことで、目を開けた時に二重を覆い隠すことが目的です。
もしこの感じが嫌であれば、覆いかぶさる皮膚を切り取れば良いのですが、そうすると二重が見えてしまいます。すると希望するほどラインが低くなりません。そして、切り取るよりはラインを高くする方が良いです。

代わりに皮膚を引っ張ってみると、平らな感じで薄い線のようになります。白い部分は患者様が日焼け止めを塗って来られたため、溝に溜まって見えているものです。
これで固定に対する誤解が解けたでしょうか。
整形外科医が言う「固定が深い」というのは、このような感じではありません。

このような凹んだ傷跡を「固定が深い」と言い、

左側の食い込んで見えるものを、右側の二線法で低くしながら傷跡も最大限改善した様子です。上の矢印が既存の傷跡、下の矢印が以前の傷跡です。
当院は浅い固定で傷跡を最小限に抑えます。
先ほど折れて見えていた部分は、時間が経てば今よりも平らになります。

私たちの美容整形外科学の教科書(クンジャ出版社)から抜粋した写真です。陥没して見える跡も、時間が経つにつれて平らになります。しかし、ラインを大幅に下げる場合は、先ほど説明したように切開線の上に皮膚が覆いかぶさって見えます。また、突出した目ほど平らに見え、陥没した目ほど皮膚がより覆いかぶさって見えます。
このような事情を知らない状態では、新米の医師や一般の患者様はまさに誤解しやすいポイントです。
ちなみに、一般的な切開二重の傷跡も、初期にはラインがガタガタしたり、盛り上がったりと様々です。
約3ヶ月まではひどくなりますが、6ヶ月を過ぎると良くなります。
1ヶ月時点で傷跡を評価するのは、ナンセンスなことです…(涙)

矢印の部分で切開の傷跡が折れ曲がって見えても、何もしなくても自然に落ち着いていきます。
そして、常に再手術の患者様が来院され、「傷跡を改善しに来た」とおっしゃいます。
もちろん傷跡は改善されますが、消えるわけではありません。すでに作られたひどい傷跡は、良くなりはしますが、決して消えないという点を知っておく必要があります。たまに傷跡のために再手術をするとおっしゃる方がいますが、私はすべての患者様に「傷跡は改善されるが、消えはしない」という点を常に周知させています。目を開けた時に美しいことが優先であり、傷跡については最善を尽くすという点をご理解いただければと思います。切開をすれば当然、傷は発生します。上の患者様のように、最大限目立たないように努力はします。しかし、傷跡を完全に見えなくしてほしいという要求はあまりにも過酷です。体質的な問題も左右しますし、既存の状態も内部がどのようになっているか分からないため、傷跡は100%保証しません。ただ、最善を尽くすのみです。



手術前、手術3年後の目を閉じた時、目を開けた時