2026-05-29
眼瞼後退症の手術1週間後の症例:片目のみの手術
眼瞼後退症の片目のみの手術症例をご紹介します。ヘリングの法則を考慮し、過矯正された片目を調整することで左右のバランスを整えた1週間後の経過報告です。

眼瞼後退症の手術1週間後の症例:片目のみの手術
に関する投稿です。
通常、後退術や眼瞼下垂手術(目つき矯正)を行う際は、両目を手術するのが原則であり、左右の対称性を合わせやすくなります。
しかし、稀に片目のみを手術する場合があります。
個人的には、以下のようなケースで行っています。
- 両目の手術後に早期矯正を行う場合
- アフターケアとして左右の非対称を調整する場合
- どのみち完璧な対称性を合わせるのが難しい場合
などです。

この方の場合、写真向かって右側(患者様の左目)が大きく開きすぎているため、写真向かって左側(患者様の右目)に違和感があるとおっしゃっていました。
しかし、ご本人は写真向かって右側(患者様の左目のみ)の手術を希望されました。そうすることで、片方の目に影響を及ぼしていた「ヘリングの法則」により、目の大きさが対称になる可能性があるからです。

さらに拡大して別角度から撮影した写真です。目頭側が少し上がりすぎており、その部分が過矯正に見えるとのことです。矢印で示している部分です。
手術前の様子を見ると、動画では明らかに片方が大きく開き、目が閉じきっていないのが確認できます。
眼瞼下垂手術の過矯正による後退で閉じないこともありますが、今回のケースは繰り返しの手術によって閉じにくくなっている状態です。
手術直後は少し腫れがあり、目もわずかに大きく見えますが、腫れが引くにつれて通常は馴染んでいきます。
手術後1週間目の様子です。かなり左右が似てきました。
二重ライン自体の腫れはもう少し時間が経つ必要がありますが、目が閉じにくい状態は以前の状態程度まで回復していきます。
今後も継続的に経過を観察していく予定です。


手術前と手術後の様子です。
手術はうまくいったようです。
よくある質問
眼瞼後退手術は必ず両目を一緒に受ける必要がありますか?
いいえ、必ずしも両目を一緒に受ける必要はありません。対称性を合わせるために両目手術を行うのが原則ですが、早期矯正や非対称矯正が必要な場合、または完璧な対称性を合わせるのが難しい場合は、片目だけ手術することもあります。
片目だけ手術しても両目の対称性は合いますか?
はい、対称性は合います。私たちの目はヘリングの法則に従って、片目の変化がもう片方の目に影響を与えるため、片方の眼瞼後退手術だけでも両目の大きさの対称性をある程度合わせることが可能です。
手術前に目が閉じない症状はなぜ発生したのですか?
眼瞼下垂矯正の過矯正による後退の可能性もありますが、本症例の場合、繰り返しの目の手術によって目が完全に閉じない症状が発生しました。
後退手術直後と1週間後の経過はどうですか?
手術直後は少し腫れていて、目も少し大きく見えることがあります。しかし、1週間が経つと腫れが引いて、両目の大きさがかなり似てきます。二重まぶた自体の腫れが完全に引くにはさらに時間が必要です。
手術後に目が閉じにくい症状はどうなりますか?
手術後に目が閉じにくい症状は、時間が経つにつれて元の状態に戻ります。回復過程を確認するため、医療チームが継続的に経過観察を行います。