2026-05-29
自然癒着(埋没法)の抜糸:多結節法が難しい理由について
自然癒着(埋没法)の抜糸において、単結節法と多結節法の違いを解説します。多結節法は糸の除去が困難な理由と、当院の技術による解決策をご紹介します。

時折、自然癒着法(埋没法)の手術を受けた方の中で、多結節(マルチノット)法で固定されているものの、糸を抜きたいと希望される方がいらっしゃいます。
通常、埋没法の糸は単結節(シングルノット)法で行われることがほとんどです。

このように、穴の端に結び目が一つある状態であれば、糸を引き抜くとスムーズに出てきます。

通常、抜糸した糸はこの程度の長さであることが最も多いですが、長さは様々です。
これより短い場合もあれば、長い場合もあります。
しかし、多結節法の場合は糸が非常に小さく、組織の中に埋まり込んでいます。患者様ご自身が覚えていなかったり、手術を受けた病院での説明が不十分だったりして、実際に抜糸手術を行う際に多結節法であることが判明するケースが稀にあります。

このように切開して中を確認してみると、糸が埋まってしまっています。こうなると除去が非常に困難になります。
糸を見つけ出すのが極めて難しくなるからです。運が良ければ1つや2つは見つかるかもしれませんが、全部で何本の糸が入っているのかさえ分からないこともあります。
多結節法の方の中には、抜糸当日にそのまま切開法に切り替えて手術される方もいらっしゃいます。
二重の幅が広く設定されている方で、ラインを低くしたい場合は、当日の切開手術でも対応可能です。
単結節法であれば糸が長く繋がっているため、当院の特殊な装備と独自の技術により、ほとんどの場合で除去が可能です。